年末行事として親しまれている餅つきですが、「29日に行っても大丈夫?」と気になる方も多いのではないでしょうか。29日は「苦(く)もち」と呼ばれ縁起が悪いとされる一方、地域によっては「問題ない」とする考え方もあります。
そこで今回は、29日に餅つきを行う際の縁起や意味をわかりやすく解説。また、餅つきを行うのにおすすめの日や、安全に楽しむためのポイントもご紹介します。
29日に餅つきをしても大丈夫?

29日は昔から「苦餅(くもち)」と呼ばれ、餅つきの日として避けられることがあります。
しかし、地域によっては「福餅の日」として縁起が良いとする地域もあります。ここでは、29日の餅つきの意味や考え方を解説します。
苦餅とされる理由
昔から年末の餅つきには日取りの縁起を意識する風習があり、特に29日は数字の「九」が「苦」を連想させることから、縁起が悪い日と考えられてきました。
古くから、この日に餅つきを避ける家庭も少なくありません。特に、正月用の鏡餅づくりや祝い事に関わる行事では、「苦」に通じる語呂を避ける風習が根強く残っています。
福餅とされる地域もある
29日を「福(ふく)」の音に通じるとして吉日と考える地域もあり、「福餅の日」として餅つきを行う家庭もあります。
現代では、縁起よりも家族全員が集まりやすい日や準備のしやすさを優先する傾向が強く、29日に餅つきを行っても差し支えはありません。むしろ無理のないスケジュールで安全に進められることのほうが大切です。
餅つきはいつやるのがおすすめ?

餅つきは、年末の28日〜30日頃に行うのが一般的とされています。これは、正月にお供えする鏡餅や、年始に食べるお雑煮用の餅を準備するためです。また、28日は「末広がり」の数字である8が含まれており、特に縁起が良い日とされています。
地域によっては、仕事納めや家族が集まる日程に合わせて少し早めに行う場合もあります。伝統行事としての意味を大切にしつつ、家族みんながそろって参加できる日を選ぶのが理想的です。
餅つき当日を安全に楽しむためのチェックリスト

餅つきは日取りだけでなく、当日の進め方や準備にも注意が必要です。
ここでは、餅つきを安全に楽しむためのポイントをご紹介します。
1.手洗い・器具の消毒を徹底する
餅を扱う前には、参加者全員が石けんでしっかりと手を洗い、清潔なタオルで手を拭くことが大切です。臼や杵、ボウルなどの道具も、使用前に熱湯やアルコールで消毒しておきましょう。特に屋外で行う場合は、ほこりや虫が入りやすいため、衛生管理を丁寧に行う必要があります。
2.火や蒸し器の取り扱いに注意する
もち米を蒸す際は、蒸し器の熱気や鍋の火に十分気をつける必要があります。小さな子どもがいる場合は、火元に近づかないようエリア分けをすると安心です。
また、蒸し上がった米を臼に移すときも、高温の蒸気や器具の扱いに注意し、やけどを防ぎましょう。
3.杵を振り下ろすときは掛け声を合わせる

餅をつくときは、つき手と返し手の呼吸をしっかり合わせることが大切です。「はい」「よいしょ」と声をかけ合い、リズムを共有することで事故を防ぐことができます。
周囲の人も杵の振り下ろし範囲には入らないよう意識し、安全な距離を保ちましょう。
4.餅の大きさと温度に気を配る
つき上がった餅は柔らかく、冷めると硬くなるため扱いに注意が必要です。丸める際は手に水や片栗粉を軽くつけるとやけどを防げます。
また、小さな子どもや高齢者が食べる餅は、喉に詰まらせないよう一口サイズに切り分ける配慮も重要です。
5.片付けと保存方法を確認する
餅つきが終わったら、使った器具を速やかに洗い、乾燥させてカビの発生を防ぎます。つきたての餅は早めに食べるか、冷凍保存で鮮度を保つのが理想です。
翌日以降に食べる場合は、カビ防止のため密封容器に入れて冷蔵庫保存し、再加熱してから食べるようにしましょう。
縁起も安全も大切に!みんなで楽しい餅つきを!

餅つきは、1年の締めくくりにぴったりな行事です。せっかくなら縁起の良い日を意識しながら、安全に配慮して楽しく行いましょう。

「開運出張もちつき隊」では、もち米や臼・杵など餅つきに必要な道具をすべてお届けします。前日からもち米を水に浸すといった手間のかかる準備は不要で、負担を大幅に軽減。誰でも手軽に餅つき体験を行うことが可能です。

プランに含まれるあんこ・きなこ・いそべの3種類の定番味に加え、つきたてのお餅をよりおいしく楽しむためのトッピングや、雑煮・おしるこ用の食材もご用意しています。
気軽に本格的な餅つきを楽しみたい方、会社行事や地域イベントに餅つきを取り入れたい方は、この機会に「開運出張もちつき隊」の利用をぜひご検討ください。