年末のイベントを控え「餅つきで食中毒を防ぐためにはどうすればいい?」と悩んでいる方もいるでしょう。
餅つきは家族や地域で楽しめる日本の伝統行事ですが、正しい衛生管理を怠ると食中毒のリスクが高まります。特に餅は手や器具に触れる機会が多く、雑菌やウイルスが付着しやすい食品です。
安全に餅つきを楽しむためには、手洗いや器具の消毒、清潔な環境の確保など、基本的な対策を徹底することが大切です。
今回は、餅つきで発生しやすい食中毒を防ぐための注意点と、食中毒防止に活用したい衛生チェックリストをご紹介します。
なぜ餅つきで食中毒が起きるの?原因を解説
複数の人で協力して行う餅つきは、食中毒の発生に注意する必要があります。
ここでは、餅つきで食中毒が発生した際の考えられる原因について解説します。
手や道具を介した細菌の付着
餅つきでは臼や杵を使い、出来上がった餅を手で丸める工程があります。素手で触れる機会が多いため、手洗いが不十分だったり、臼や杵の洗浄や消毒が行き届いていなかったりすると餅に細菌が付着しやすくなります。これが食中毒の原因となりかねません。
特に屋外や地域イベントのように多くの人が関わる場面では、誰か一人が菌を持ち込むだけで一気に広がる可能性があるため、徹底した衛生管理が重要です。
水分量が多く雑菌が繁殖しやすい
つきたての餅は柔らかく水分を多く含んでいるため、雑菌が繁殖しやすい状態になっています。乾燥や冷蔵などの保存対策をしないまま常温で放置すると、数時間で菌が増殖する危険も。
特に暖かい室内や日当たりの良い場所に置くと、見た目や味に変化がなくても食中毒を引き起こす原因となります。水分の多い食品は劣化が早いため、適切な保存方法が重要です。
つきたてをそのまま食べるケースが多い
餅つきの魅力は「つきたてをすぐに食べること」にありますが、これが逆に食中毒のリスクを高める場合もあります。餅自体は蒸して加熱されていますが、その後に人の手で触れたり、器具を使ったりすることで二次的に細菌が付着する可能性も。
再加熱を行わずそのまま食べることで、菌が口に入るリスクが高まります。特に小さな子どもや高齢者が食べる際には、健康被害が出やすい点にも注意が必要です。
大人数での共同作業によるリスク
餅つきは家族だけでなく、地域や学校行事として行われることが多いイベントです。大人数で臼や杵、出来上がった餅に触れるため、衛生管理が難しいものです。調理に慣れていない人が参加する場合も多く、手洗いや衛生意識に差があることで菌が広まりやすい環境になってしまいます。
また、会場が屋外の場合、埃や虫といった外部要因による汚染リスクも加わります。多くの人が同時に関わることで感染リスクが増幅するため、事前の衛生教育や役割分担が欠かせません。
餅つきを安全に楽しむための衛生チェックリスト
食中毒のリスクを減らし、餅つきを安心して楽しむためにはいくつかのポイントに注意して行うことが大切です。
ここでは、餅つきを安全に楽しむための衛生チェックリストをご紹介します。
☑手洗い・手袋の徹底
餅つきに参加する前には、必ず石けんを使って丁寧に手を洗い、アルコールで消毒することが大切です。特に餅を丸める作業では直接触れる機会が多いため、使い捨て手袋を着用すると衛生面で安心感が高まります。
子どもも参加する場合は、大人が手洗いのサポートをしっかり行うことが重要です。
☑道具の消毒と清潔な保管
臼や杵は多くの人が使うため、使用前後には熱湯やアルコールを使ってしっかりと消毒しておく必要があります。使い終わったらよく乾かし、カビや雑菌が繁殖しないよう風通しの良い場所に保管しましょう。
清潔な道具を使うことで、細菌の付着や繁殖を防ぎ、安全に餅つきを楽しめます。
☑食材と出来上がった餅の取り扱いに注意
もち米は必要な分だけ準備し、長時間常温で放置しないことが基本です。つきあがった餅も、すぐに食べる分以外は乾燥させたり冷蔵・冷凍保存をしたりして、細菌の繁殖を防ぎましょう。
食材や出来上がった餅に直接触れる人は限られた人数にとどめるなど、役割を分けて管理することも衛生維持に有効です。
安全対策バッチリで餅つきを思いっきり楽しもう!
つきたての餅はもっちりとしていてとても美味しいですが、一方で食中毒のリスクもあります。手洗いや手袋使用の徹底、道具の消毒など安全対策を心がけましょう。
大勢で行う餅つきイベントの際、食中毒防止を含め、さまざまな準備にご不安がある方は、開運出張もちつき隊の利用をぜひご検討ください。
もちつき大会に必要なもち米をはじめ臼・杵といった道具類から、出来立てのお餅をさらに楽しめるトッピングまで、すべてを出張でご用意いたします。
餅つき前日の仕込みから当日の準備・片付けに至るまで一貫して対応。安全に楽しんでいただけるよう餅つきの方法も丁寧にレクチャーいたしますので、開運出張もちつき隊に安心してイベントをお任せください。