日本の伝統行事である『餅つき』は、年末年始や地域のお祭りなどで楽しむ機会が多いイベントです。みんなで力を合わせてついたお餅は格別の美味しさがありますが、その一方で、準備ややり方を誤ると、怪我や事故につながる可能性もあります。
みんなが笑顔でお餅を味わいながら、楽しい行事を安全に過ごすためには、事前に危険性への理解と十分な準備が不可欠です。
この記事では、餅つきを行う際の注意点と具体的な安全対策について解説します。
餅つきで起こりやすいのはどんな怪我・事故?

美味しいお餅はもちろん、餅つきの楽しさを存分に味わうためには、事前にどのような危険が伴うのかを把握しておく必要があります。
1. 杵の衝突や打撲による怪我
多く見られるのが『合いの手の手を杵で叩いてしまう』ケースです。重い杵に当たると打撲や骨折、皮膚の裂傷につながることがあります。
特に、餅つき経験のない人にとって掛け声や動作の連携が難しく、杵同士がぶつかったり、合いの手の手や腕に当たったりするリスクが高まります。
2. 蒸気や熱源による火傷

蒸したもち米を取り出す際やかまどの火を扱う際は、高温の蒸気や熱源に触れて手や腕、顔を火傷する事故が起こりやすくなります。
特に、釜のふたを開けた瞬間に勢いよく立ち上る蒸気は、想像以上に高温です。火加減調整に集中している間に、うっかり高温の箇所に触れてしまう可能性もあります。
3. 濡れた床や地面での転倒
お餅をこねる作業では、水がこぼれて床や地面が濡れ、滑りやすくなります。
そのまま気づかずに歩くと、足を滑らせて転倒し、捻挫や打撲などの怪我につながるおそれがあります。
4. 食べる際の喉詰まり(窒息事故)
つきたてのお餅は非常に粘り気が強く、特に高齢者や小さな子どもが食べると喉に詰まらせる危険があります。
これは命に関わる深刻な事故であり、万全の注意が必要です。
餅つきで怪我をしないための準備のポイント

餅つきを始める前に、使用する道具の状態、作業場所の安全性、役割分担などをあらかじめ確認し、万全に整えておく必要があります。
杵と臼の事前点検と準備

使用する杵と臼に破損がないか、事前にしっかりと確認しましょう。杵は、柄と頭の部分に緩みやガタつきがないかチェックします。使用中に杵の頭が外れると非常に危険です。
また、臼にひび割れや欠けがないか確認し、安定した場所に設置します。ぐらつきがないよう、台や地面を整備します。
杵を振り下ろす安全なスペースの確保
杵を振り下ろす場所は、周囲の参加者や障害物から十分に距離を取り、広い空間を確保しましょう。
杵を動かす範囲に人が入らないように、つき手と見学スペースの間に適切な距離を設けることが必要です。特に、子どもが見学している場合は、大人が目を離さずに監視しましょう。
熱源となる場所の隔離と保護具の準備

かまどや蒸し器など熱源となる場所は、参加者が不用意に近づかないように、ロープなどで隔離しましょう。
もち米を取り出す人や火の管理をする人は、厚手の鍋つかみや手袋を着用し、できるだけ顔を近づけないよう注意します。
つき手と合いの手に適した人の選定
杵を安全に動かすには、ある程度の経験と体力が必要です。安全管理のため、『つき手』と『合いの手(餅を返す人)』は、経験者や体力のある人に限定し、事前に役割分担を明確にしておきましょう。
特に初めての参加者に杵を渡す場合は、必ず経験者が付き添い、正しい使い方を指導する必要があります。
餅つき中に怪我をしないための安全対策

餅つきを安全に実施できるように、ルールを決めることも大切です。また、餅つきの最中も危険に注意を払いながら作業することが必要です。
杵の操作は「一人ずつ」が基本と徹底
杵を扱う人は、原則として一人ずつ交代で行いましょう。
二人で餅をつくのはプロの技術や特殊な連携が必要であり、慣れない人が行うとタイミングがずれて杵同士が衝突したり、杵が合いの手に当たったりするなど、大きな怪我につながります。
合いの手は杵の動きをしっかり確認

合いの手は、餅を返すタイミングが最も危険です。餅に触れる前に、必ずつき手の杵が十分に上まで上がりきったことを確認し、素早く餅を返したらすぐに手を臼の外へ戻しましょう。
『杵が上がったのを見てから手を出す』という動作を徹底すると、打撲や裂傷を防ぎやすくなります。
火傷・転倒防止対策の徹底

蒸し器からもち米を取り出す際は、軍手の上にビニール手袋を着用するなど、二重にしてしっかりと保護しましょう。
また、水を使用する際は、床が濡れたらすぐに拭き取ることを徹底し、滑りやすい場所にはマットなどを敷いて転倒を予防します。
お餅による窒息事故の予防策

お餅を食べ始める前の対策として、窒息事故の危険性について周知徹底しましょう。
▼お餅を食べる際の対策
- 小さく切って提供する
- ゆっくり噛んでから飲み込む
- 見守りを徹底する
- 応急手当の方法を事前に確認する
お餅は小さく切り、一口で食べられる大きさで提供しましょう。よく噛んでから食べるよう声をかけることも大切です。高齢者や子どもには、そばで見守り水分を取りながら食べるよう促すことで窒息のリスクを抑えられます。
また、万が一に備えて、事前に基本的な応急手当の方法を確認しておくことも大事です。
怪我せずみんなで楽しい餅つきをしよう!

餅つきは、日本の豊かな食文化と地域の結びつきを感じられる行事です。しかし、適切な対策を怠ってしまうと、楽しい思い出が一転して悲しいものになりかねません。
餅つきという一つのイベントには、安全管理はもちろんのこと、道具の準備や当日の進行、衛生管理などさまざまな負担がかかるのも事実です。そこで心強いのが、餅つきイベント専門のプロ集団 『開運出張もちつき隊』です。

開運出張もちつき隊では、次のような充実したサポートを行っています。
- 徹底した衛生管理(道具の消毒・スタッフの手指衛生)
- 事故を防ぐためのプロの進行と安全管理
- ご祈祷を受けた縁起の良い杵を使った、本格的な杵つきパフォーマンスや盛り上げ演出
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「自分たちだけで開催するのは不安…」という方にとって、安全を守りつつ笑顔あふれる餅つきを実現するために、プロの手を借りるのは賢い選択肢の一つです。
みんなで力を合わせ、安心で美味しく、福を呼び込む心に残る餅つきイベントを楽しみましょう!